コンセプト
窯元×蔵元×地元
全国でも随一の旨みを誇る佐賀酒。
酒の味はその土地の水・気候・文化・歴史によって作り上げられます。
そして、佐賀酒と同じ地で400年の歴史が積み上げられた有田焼。
有田で暮らし器を作り続ける窯元が、試飲会や蔵元見学に参加しながら佐賀酒と向かい合い、郷土愛あふれる地元の人々へ向けて作られた酒器が「地の盃」です。
地元の人々が、地の酒を楽しむために生まれた「地の盃」で、旨み際立つ佐賀酒をご堪能ください。
佐賀酒には欠かせない有田焼との関係
これまでも、これからも
佐賀の宝として共に歩みたい
佐賀県酒造組合 会長
窓乃梅酒造 古賀 醸治さん
この度、佐賀県が取り組んでいる有田焼400年プロジェクトの一つ「酒器プロジェクト」にお酒を醸す我々も陰ながら協力させていただきました。
産地有田を含めた周辺エリアにある蔵元の「日本酒」と「酒器」、そして、それを使う「人」とのコラボレーションで酒器をつくるにあたって、窯元の方々は、注ぎ入れる日本酒の造りや日本酒に合う形状のことを学び、現場を知るために蔵元見学までされて、インスピレーションを感じ取られていました。インプットされたことを活かしてつくられた作品は、伝統的な作品をはじめ、有田焼の未来を映し出すような未来発想的な作品まで、窯元さんの個性と想いがあふれる渾身の作品ばかりでした。
佐賀の日本酒の歴史は、私が代表を務める佐賀市の窓乃梅酒造が一番古いですが、蔵に残る一升徳利や家に先祖代々伝わるお猪口や徳利は、有田焼がほとんどで、創業から300年以上もの間、酒造りと焼き物とは切っても切れない関係で続いていることが伺い知ることができます。日本酒は嗜好品で生活文化とするならば、有田焼は芸術文化の歴史を辿ってきたと思います。生活文化と芸術文化が一つに融合することで生まれる今回の新たな作品が、有田焼の新たな一歩を踏み出す契機になることを祈念いたします。
有田焼と佐賀の酒は江戸時代から続く佐賀の誇るべき産業であり宝です。新しい時代を歩みだした有田焼と共に、佐賀の酒も醸しの世界を広げていければこれ以上喜ばしいことはありません。
窓乃梅酒造
窓乃梅 特別純米
歴史と伝統を感じさせる芳醇で深い味わいが特徴。60%精米で仕込んだ特別純米酒。酒肴のお供にぬる燗、冷や、または上燗でいただくのがおすすめ。人気列車「ななつ星in九州」で同酒が提供されている。