商品

桜前線を思わせる貫入の粋

  • サイズ(直径×高さ)
    容量(満水)
  • 62mm×40mm
    80ml
東北出身の照井さんが焼き物作りを極めるために有田に移り住んで約50年。2016年に温暖な佐賀を40年ぶりに襲った大寒波もなんのその。「向こうの冬はこんなもんじゃないですよ」と余裕顔。
雪に馴染んだ照井さんが表現した「よし野」は、まるで春を待ち焦がれるかのように、白磁に吉野桜を思わせる紅貫入を走らせた品格漂う作品。理想の貫入の表情が出るよう、釉薬や土の調整にも気を配った。女性の手にフィットする丸みを帯びた形状も、照井さんが長年向き合ってきたろくろで微細に成形調整を加えながら完成に至った。
雪が解け、霞や雲の白い世界から覗く桜の花びらが、華やかに輝く女性の美しい姿にもなぞらえられる。薫る季節にふさわしく、春らしい香りを放つフルーティな日本酒を合わせてみたい。

岳窯 【よし野】

この酒器で呑みたい佐賀酒
宗政酒造
宗政 純米吟醸-15
焼酎蔵としても名が知られる蔵元があえて「女性」をターゲットにして酒質設計した純米吟醸酒。
甘辛度でいう-15は、かなり甘いという数値だが、米本来の旨みと程よい酸味で甘さがもたらすくどさを消し去り、爽やかに飲むことができ、食中酒としてもファン層を拡大している。煮物などの和食にもピッタリ。

産地voice

  • 窯元
    岳窯照井 一玄さん
    30代の女性をイメージしたら、やはり器の肌は白磁で表現したいと思い、白磁に紅の貫入で桜を表し、丸みのある形状を作りました。貫の入りは唯一無二のものなので、自分らしい柄を選んでいただけたら嬉しいです。
    私は辛口のお酒が好きですが、この酒器には甘口のお酒も似合うでしょうね。
  • 蔵元
    宗政酒造山﨑 耕造さん
    宗政純米吟醸-15は、女性に向けて醸した甘口のお酒です。甘み旨み、酸のバランスがよく、和の味付けのお料理にもよく合います。
    このお酒に合わせてもらった白磁に入った紅の貫入がすばらしいですね。酒器から醸し出る高級感や品格との相乗効果で、美味しく飲んでいただきたいです。
  • 地元
    旭屋酒店 若女将田中 淳子さん
    愛知から老舗酒屋に嫁いできて、有田焼のことを少しずつ勉強しているところです。
    白だけでなく紅の模様が入っていて、美しさにまずうっとり見入ってしまいました。
    酒器が醸している品格に似合うような女性になって長くこの器と付き合って美味しいお酒が飲めたらいいなと思います。うすにごりのお酒も飲んでみたいです。