商品

その一献に広がる天体模様

  • サイズ(直径×高さ)
    容量(満水)
  • 58mm×54mm
    70ml
「表面に太陽の光やスポットライトを当ててみてください。銀の結晶の中にさらに金の細粒が現れます。この金銀砂が輝く様子をイメージして「月沙天目」(げっさてんもく)と名付けました」。
漆黒の地は天空の夜空、金銀に輝く様は、宇宙遊覧しているかのような幻想的な世界。微細な砂が幾重にも層をなしているかのように見える。照井さんは、成形から焼成まで一つ一つ手づくりで挑んだ。「ターゲットを想定する今回のプロジェクトは、色々な声を聞きながら進めることができ、気持ち的に作陶に専念できた」という。
本焼成にて80時間もの間窯を焚き続けることによってできる「時空の為す技」と、照井さんのインスピレーションによる「成形の為す技」が織りなす響宴を美酒と共に愉しみたい。

岳窯 月沙天目げっさてんもく(げっさてんもく)

この酒器で呑みたい佐賀酒
松尾酒造場
宮の松 純米酒七割磨き
米の磨きを七割にし、米の旨味を存分に引き出した純米酒。雑味もなく、後味はすっきりしている。
お燗にすると印象がまた変わって、香りがやさしく広がり、米の旨味も引き立つ。煮物や天ぷらに塩をつけて食べる時などに合う。

産地voice

  • 窯元
    岳窯照井 一玄さん
    同じ有田町にあるお寿司屋さんの大将をターゲットにしました。多数の酒器コレクションもお持ちで、器にも詳しいんですよ。
    そんな大将がお客さんからお酒を注いでもらった時に、この酒器をかざしたり光をあてたりして、酒談義に華を咲かせてもらえたらいいですね。
  • 蔵元
    松尾酒造場松尾 守蔵さん
    実にすばらしい酒器ですね。手触りもよく、作家さんの思いが伝わってくるようです。男一人で飲むときに、この酒器と酒をじっくりと味わってみたいです。
    飲み口の厚みといい、微妙な反りといい、酒のわかる人がつくったという細かい配慮を感じます。一生ものの酒器として大切にしたいです。
  • 地元
    呉葉寿司古川 実さん
    お酒が好きで、酒器もいろいろと持っていますが、こういうのは持っていないですねえ。珍しいつくりをしてあります。光を当てたらキラキラ光るから、お客さんにお見せして話のタネにしていますよ、作品のすばらしさを。
    飲み口のところが反った具合もちょうどいい。お燗にしても冷めるのが遅いからおすすめですよ。お気に入りがまた一つ増えました。